
どうも、サックリです!
この記事では、土屋うさぎさん『謎の香りはパン屋から』の各話あらすじや感想を紹介します。
パン屋を舞台に漫画家志望の女子大生・市倉小春が様々な謎を解き明かす「日常の謎」ミステリーで、優しい雰囲気がとても素敵な作品です!
「読むか検討中!」
「〈日常の謎〉系ミステリが好き!」
という方は、この記事を参考にしてください!
- 日常生活で起きた小さな事件・謎を主人公たちが解決していく推理作品のこと。
- 人が亡くならない作品がほとんど。
- 一般市民(学生、店員など)が探偵役を務めることが多い。
書籍情報
作 者:土屋 うさぎ
作品名:『謎の香りはパン屋から』
出版社:宝島社
価 格:1650円(税込)
収録作
「焦げたクロワッサン」

STORY
同じパン屋で働く親友からライブビューイングに行く約束をドタキャンされてしまった小春。
小春は、親友の行動の違和感を振り返っていく中で、心変わりの理由を見つけ出す。
「夢見るフランスパン」

STORY
人手不足がきっかけで、小春は他部門から手伝いにやってきた女子大生・沙都美と知り合う。
器用に仕事をこなす沙都美だが、なぜかフランスパンにクープを入れる作業に失敗してしまい…。
※クープ…切り込み
「恋するシナモンロール」

STORY
小春が働くパン屋に高校生の男女が来店。
二人の関係性について盛り上がっていたスタッフたちだが、店内から悲鳴が響き渡り…。
「さよならチョココロネ」

STORY
スタッフたちにチョココロネの終売が告げられた日、近所でひったくり事件が発生。
被害者が常連客の親子であったことから、小春はひったくり犯の正体を推理し始める。
「思い出のカレーパン」

STORY
思い出のカレーパンを探す老婦人。
小春たちは、わずかなヒントを頼りに三十年前と同じ味のカレーパンを探し出すことに。
感想

個性豊かなキャラクターが魅力的!
本作の魅力は、焼きたてのパンのようなほっこりした作品の雰囲気ではないでしょうか。
個性豊かなキャラクターたちによる会話や人間関係の良さが読者を優しい気持ちにしてくれます。
個人的には、自由奔放な先輩バイト・レナと小春の掛け合いがクスッと笑えて好きでした。
また、読んでいて印象的だったのが本作の主要キャラクターに悪人が一切登場しないこと。
これは著者・土屋うさぎさんのこだわりらしく、インタビューで以下のように述べています。
創作作品ではよく、『何でそんな嫌なことをするの!?』というようなシーンがありますよね。でも私は、万人に、心がザワつかずに楽しんでもらえる作品を作りたい。だから登場人物みんなが信念をもって最善を尽くす、そういうキャラ設定を意識しているし、それが漫画、小説に関わらず、私だから生み出せる作品かなと思っています。
FRIDAYデジタル,「バイト先でも推理していた」…『このミス』大賞の異色の26歳漫画家・土屋うさぎ氏インタビュー,2025年1月10日

土屋さんの読者に対する心遣いが、
優しい雰囲気を生み出していました!
読後にパン屋に行きたくなる!
「パン×日常の謎」に注目が集まる本作ですが、パン屋を舞台にした「お仕事ミステリー」として読んでも面白かったです。
土屋さんは、大学時代に小春と同じくパン屋でアルバイトをしていたらしく、その時の経験が本作に活かされているとのこと。
実際、裏方の仕事の描写がとてもリアルで、パン屋の裏側を覗いている気分になります。
この作品を読み終わった後は、パン屋に行ってパンを買いたくなること間違いなしです!

「飯テロ」ミステリーと言えるかも。
この本もオススメ!
『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたならあなたの淹れた珈琲を』
作 者:岡崎 琢磨
刊 行:宝島社文庫
価 格:713円(税込)
STORY
京都に店を構える珈琲店「タレーラン」。
偶然入店した主人公・アオヤマは、そこで理想の珈琲と魅力的な女性・切間美星と出会う。
聡明なバリスタである美星は、店に持ち込まれる謎を鮮やかに解決していく。
しかし、彼女はあるトラウマを抱えていた。
さいごに
以上、「日常の謎」ミステリー小説、『謎の香りはパン屋から』を紹介しました。
気になった方は、手に取ってみてくださいね!




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