こんにちは、サックリです。
この記事では、『放課後ミステリクラブ 』第1巻のあらすじや感想について紹介していきます。
児童書として初めて本屋大賞にノミネートされたことでも有名な本作。
結論からいえば、小学生だけでなくミステリ初心者の大人でも楽しめる作品だと思いました!
書籍情報
作 者:知念実希人
出版社:ライツ社
ページ:160
登場人物
「ミステリトリオ」
柚木陸…主人公
神山美鈴…陸の幼馴染
辻堂天馬…ミステリ小説好きな少年
早乙女華…陸たちのクラスメイト
重田太一…陸たちのクラスメイト
真理子先生…陸たちの担任の先生
あらすじ
ある日、主人公・柚木陸のクラス4年1組の水泳の授業が突然中止になってしまいます。
真理子先生の曖昧な言い方に違和感を覚えた辻堂天馬は、何か事件が起きたのではと推察。
その推察通り、放課後、陸たちは真理子先生から事件の依頼を受けることになります。
依頼内容は、「学校のプールに金魚を放った犯人を明らかにしてほしい」というものでした。
なぜ、犯人は夜の小学校に侵入し、数十匹の金魚をプールに放ったのか。
現場を見た天馬は、「三人でお祭りに行こう」と言い出して…。
舞台は、小学校と夏祭りの神社。
天馬「ぼくは読者に挑戦する。」
作中に張られた伏線を紐解き、
“あなた”は謎を解くことができますか?
感想
“本格ミステリ”が味わえる児童書
作者の知念実希人さんは、「大人のミステリ小説と全く同じ手法で書きました」と述べています。
その言葉通り、この作品は伏線が丁寧に張られたフェアな本格ミステリになっていました。
正直読む前は「大人には簡単すぎるのでは?」と失礼なことを考えていました。
実際、犯人の特定自体は簡単です。
ですが、さりげなく張られた伏線が解決編で鮮やかに回収されていく部分は、大人向けのミステリにも匹敵すると思います。
ミステリ小説を普段から読んでいる方には物足りなさがあるかもしれませんが、ミステリ初心者であれば、十分に伏線回収の快感を味わえるのではないでしょうか。
この作品もオススメ!
『ほうかご探偵隊』
あらすじ
ある朝、主人公・藤原高時が登校すると、
教室内でクラスメイトたちがざわついていた。
高時の机の上に何者かによって分解された「たて笛」が並べられていたからだ。
しかも、真ん中部分が盗まれた状態で。
5年3組では、なくても困らない物ばかり消えるという不思議な連続消失事件が発生。
四人目の被害者?になってしまった高時は、同級生の龍之介たちと共に事件の捜査を始める!
#ミステリ初心者にオススメ
#舞台が小学校 #本格ミステリ
まとめ
この記事をまとめると、以下の通りです。
- 子どもも大人も楽しめるミステリ小説
- 丁寧に伏線が張られた本格ミステリ
- ミステリ初心者にオススメ!
シリーズは現在(2024年11月時点)、
第5巻まで発売されています。
現時点の最新刊
気になった方は、手に取ってみてくださいね!
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