
こんにちは、サックリです!
この記事では、『やらなくてもいい宿題』のあらすじや魅力について紹介します。
2025年に映画化される『#真相をお話しします』の作者・結城真一郎さんによるジュブナイル・ミステリで、算数の天才と謎の転校生による<算数バトル>が描かれています!
- 算数が得意
- 算数が苦手
- 話題作を知りたい
書籍情報
著 者:結城 真一郎
出版社:主婦の友社
ページ:175
あらすじ(導入部)

二学期の初日、東雲数斗のクラスにやってきた転校生・ナイトウカンナ。
カンナは、自分の話を絶対にしない、という謎めいた少女だった。
ある日、カンナに“ある疑惑”が浮上。
数斗は彼女の秘密を探ることにするが、あえなく失敗に終わってしまう。
ところが、1週間ほど経ったある日、数斗は彼女から勝負を仕掛けられることに。
「もし正解したら、質問に一つ答えてあげる」(p.23)
そう言って彼女が出題したのは、一見何の変哲もない算数の文章問題。
算数が得意な数斗は答えを導き出すが…。
見どころ
算数の天才VS謎の転校生
本作の見どころは、算数の天才・数斗と謎の転校生・ナイトウさんによる<算数バトル>。
数斗は苦戦を強いられることになります。
その理由は、ナイトウさんが出す文章題には仕掛けが施されているからです。
数斗は問題文の罠に引っかかりながらも、諦めることなく彼女からの問題に挑戦していきます。
計算過程のイラスト
本作は、算数が不得意な方でも楽しむことができるミステリ小説になっています。
なぜなら、数斗の計算過程がイラストで描かれていてわかりやすいからです。
例えば、「つるかめ算」や「旅人算」、「年齢算」の問題が出てきますが、イラストを見れば解法を理解することができるようになっています。

理数系科目が苦手な僕でも
理解出来ましたよ!
算数を通じた友情
数斗、カンナ、数斗の親友・新城は、〈算数バトル〉を機に距離を縮めていきます。
魔女ばぁの屋敷を訪問してみたり、文章題を解くために公園に行ってみたり。
それらのシーンは、ジュブナイル小説っぽい爽やかさがあります。
終盤のグッとくる展開も含めて、彼らの友情模様に注目してほしいと思います。
まとめ
『やらなくてもいい宿題』を紹介してきました。
気になった方は、チェックしてみてくださいね!
おまけ:この作品もオススメ!
『数は無限の名探偵』
作 者:
はやみねかおる・向井湘吾・井上真偽・青柳碧人・加藤元浩
出版社:朝日新聞出版
ページ:240
ベストセラー作家たちによる算数・数学ミステリー!
〈名探偵夢水清志郎事件ノート〉シリーズのはやみねかおるさん、『アリアドネの声』の井上真偽さんなど豪華5名の作家陣による短編集。
僕のオススメは、
「引きこもり姉ちゃんのアルゴリズム推理」。
「一番人気の女子に呪いをかけた人物の正体」を真守の姉・古文里が論理的に推理していきます!
#ジュブナイル #算数・数学
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