
どうも、サックリです。
今回は、人間の怖さを描いた
ミステリ小説を5作紹介します。
「ヒトコワ系の小説が好き!」
「ゾクッとする読書体験をしたい!」
という方に向けて書いていきたいと思います!
ヒトコワ系ミステリ5選
『悪意』
作 者:東野 圭吾
刊 行:講談社文庫
価 格:836円(税込)
人気作家が自宅で遺体となって発見された。
捜査に当たる刑事・加賀恭一郎は、被害者の友人・野々口を容疑者として逮捕する。
しかし野々口は犯行を自白する一方で、どこか辻褄の合わない言動を見せる。
やがて、加賀は表面上の事件の裏に潜んでいる「悪意」に気づいていく――。
ドラマ化もされた〈加賀恭一郎〉シリーズの一作で、「ホワイダニット」に主眼を置いた作品。
なぜ野々口は犯行動機を語ろうとしないのか。
物語は、野々口の手記と加賀の捜査記録を交互に挟みながら進み、少しずつ真実の輪郭が姿を現していきます。
その奥にある静かで、どこか歪んだ人間の感情にゾッとさせられてしまうことでしょう。
#ヒトコワ #加賀恭一郎シリーズ
#長編
『儚い羊たちの祝宴』
作 者:米澤 穂信
刊 行:新潮文庫
価 格:737円(税込)
吹子の屋敷では奇怪な事件が起きていた。
三年連続同じ日に近親者が殺されるのだ。
そして、四年目にも事件は起きて…。
上流階級のお嬢様たちが集まる読書サークル「バベルの会」関係者が体験する事件。
全篇に共通するのは、衝撃の一行。
〈古典部〉シリーズなどの人気作を持つ米澤穂信さんによるダークな雰囲気のミステリ短編集。
どの短編もラスト1行のインパクトが凄まじく、一話読み終えるごとにゾクッとさせられます。
また、上品な語り口による物語展開が登場人物の不気味さをより一層引き立たせています。
短編集が好きな方にオススメです。
#最後の一撃 #ヒトコワ
#短編集
『闇祓』
作 者:辻村 深月
刊 行:角川文庫
価 格:968円(税込)
原野澪のクラスに転校してきた白石要。
クラス委員の澪は学校を案内していると、突然「今日、家に行ってもいい?」と言われ、思わず言葉を失う。
その日を境に、白石の不可解な言動が澪の周囲で目立ち始めていき――。
彼はいったい何者なのか。
辻村深月さん初の本格ホラーミステリ長編。
作品に描かれているのは、自分の負の感情を一方的に相手に押し付ける「闇ハラスメント」。
嫉妬やマウントなど日常にある嫌な感情が登場人物たちの人間関係を歪ませていきます。
ヒトコワ要素だけでなく、オカルト・イヤミス的な要素も盛り込まれた作品です。
#ヒトコワ #ホラー
#イヤミス
『花束は毒』
作 者:織守 きょうや
刊 行:文春文庫
価 格:836円(税込)
「良心があるのなら、結婚をやめろ」
大学生の木瀬芳樹は、かつての家庭教師・真壁が脅迫の被害に遭っていることを知る。
真壁に代わって探偵事務所を訪れた木瀬は、中学時代の先輩で探偵の北見理花と再会。
二人は調査を進めるうちに、過去と現在をつなぐ衝撃の真実に辿りつく――。
第5回未来屋小説大賞受賞作。
「背筋も凍る」「戦慄のミステリー」という触れ込みに偽りなしのヒトコワ系ミステリです。
ラストに待ち受けるのは、苦渋の選択。
読後には、人間不信の余韻が残ります。
それでも読む価値がある傑作です。
#ヒトコワ #戦慄
#長編
『レモンと殺人鬼』
作 者:くわがき あゆ
刊 行:宝島社文庫
価 格:780円(税込)
十年前に父親を殺害されて以来、不幸な日々を送っていた小林美桜。
ある日、そんな美桜と同じく不遇な日々を送っていた妹が遺体となって発見される。
さらに、保険外交員として働いていた妹に保険金殺人を行っていた可能性が浮上。
美桜は妹の潔白を証明するため、協力者と共に行動を起こし始める。
第21回『このミステリーがすごい!』大賞《文庫グランプリ》を受賞した作品。
徐々に明らかになる登場人物たちの狂気、二転三転では止まらぬどんでん返しの連続に引き込まれていくこと間違いなし。
サスペンス系の作品が好きな方にオススメです。
#サスペンス #どんでん返し
#サイコパス #ヒトコワ
まとめ
「ヒトコワ系ミステリ5選」を紹介しました。
いかがでしたか?
気になった作品は手に取ってみてくださいね!

また別の記事でお会いしましょう!
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