サックリです。
この記事では、『やらなくてもいい宿題』の
あらすじや魅力について紹介します。
大ヒット作『#真相をお話しします』の作者
結城真一郎さんによるジュブナイル・ミステリ。
算数の天才と謎の転校生による<算数バトル>が描かれています!
- 算数が得意
- 算数が苦手
- 話題作を知りたい
書籍情報
著 者:結城 真一郎
作品名:『やらなくてもいい宿題』
出版社:主婦の友社
出版年:2024
ページ:175
登場人物
東雲数斗…主人公
新城航平…数斗のクラスメイト
水野先生…数斗のクラスの担任
魔女ばぁ…古びた屋敷に住むおばあさん
クロ…魔女ばぁの飼い猫
ナイトウカンナ…謎の転校生
あらすじ(導入部)
二学期の初日、東雲数斗のクラスにやってきた
転校生・ナイトウカンナ。
彼女は自分の話を絶対にしない、
という謎めいた少女でした。
ある日、彼女に“ある疑惑”が浮上します。
数斗は彼女の秘密を探ることにしますが、失敗に終わってしまいます。
ところが、1週間ほど経ったある日、数斗は彼女から勝負を仕掛けられることに。
「もし正解したら、質問に一つ答えてあげる」(p.23)
そう言って彼女が出題したのは、算数の文章問題。
算数が得意な数斗は答えを導き出しますが・・・。
見どころ
算数の天才VS謎の転校生
本作の見どころは、算数の天才・数斗と謎の転校生・ナイトウさんによる<算数バトル>。
このバトルに数斗は苦戦を強いられることになります。
ナイトウさんが出す文章題には仕掛けが施されているからです。
数斗は問題文の罠に引っかかりながらも
諦めることなく彼女からの問題に挑戦します。
計算過程のイラスト
本作は、算数が不得意でも楽しむことができるミステリになっています。
なぜなら、数斗の計算過程がイラストで描かれていてわかりやすいからです。
例えば、「つるかめ算」や「旅人算」、「年齢算」の問題が出てきますが、イラストを見れば解法をきちんと理解することができるようになっています。
理数系科目が苦手な僕でも
理解出来ました!
算数を通じた友情
数斗、ナイトウさん、数斗の親友・新城は、〈算数バトル〉を機に距離を縮めていきます。
魔女ばぁの屋敷を訪問したり、文章題を解くために公園に行ったり。
それらのシーンは、ジュブナイル小説っぽい爽やかさがあります。
終盤のグッとくる展開も含めて、彼らの友情模様に注目してほしいと思います。
まとめ
結城真一郎さんの『やらなくてもいい宿題』を紹介してきました。
少しでも気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
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