
どうも、サックリです!
この記事では、ミステリー児童書
『やらなくてもいい宿題』を紹介!
2025年に映画化された『#真相をお話しします』の作者・結城真一郎さんによるジュブナイル・ミステリで、算数の天才と謎の転校生による<算数バトル>が描かれています!
- 算数が得意
- 算数が苦手
- 話題作を知りたい
書籍情報
著 者:結城 真一郎
出版社:主婦の友社
価 格:1320円(税込)
あらすじ

2学期の初日、東雲数斗のクラスに、ナイトウカンナという転校生がやってきた。
カンナは人目を惹く美少女だが、自分のことを一切語ろうとしない、どこかミステリアスな一面を持っていた。
やがて、そんなカンナに“ある疑惑”が浮上する。
数斗は親友の新城と共にその秘密を探ろうとするが、あえなく失敗に終わってしまう。
ところが、1週間ほど経ったある日、数斗は彼女から奇妙な勝負を持ちかけられることに。
「もし正解したら、質問に一つ答えてあげる」(p.23)
そう言って彼女が出題したのは、一見なんの変哲もない算数の文章問題だった。
算数が得意な数斗は、すぐに答えを導き出す。
だが、その先に待っていたのは――。
見どころ

算数の天才VS謎の転校生
本作の最大の見どころは、算数の天才・数斗と、謎の転校生ナイトウさんによる<算数バトル>。
得意分野のはずなのに、数斗は思わぬ苦戦を強いられることになります。
その理由は、ナイトウさんが出す文章題に巧妙な仕掛けが隠されているからです。
数斗は問題文の罠に翻弄されながらも、決して諦めず、彼女の挑戦を受け続けていきます。
果たして数斗はナイトウさんの謎に辿り着けるのか――、勝負の行方に注目してください!
計算過程のイラスト
本作は、算数が苦手な方でも気軽に楽しめるミステリー児童書になっています。
その理由は、計算過程がイラストで丁寧に描かれているから。文章だけでは難しく感じる場面も、視覚的に理解できるよう工夫されています。
例えば、「つるかめ算」や「旅人算」、「年齢算」といった文章題も、イラストを見れば自然と解法の流れがつかめる仕組みになっています。
算数を学び直したい大人にもぴったりです!

理数系科目が苦手な僕でも
理解出来ましたよ!
算数を通じた友情
数斗、カンナ、そして新城は、〈算数バトル〉をきっかけに少しずつ距離を縮めます。
魔女ばぁの屋敷を訪ねたり、文章題を解くために公園へ出かけたり、彼らの行動にはジュブナイル小説ならではの爽やかさが漂います。
さらに物語の終盤には、胸を打つ展開が――。
友情と謎解きが交差する彼らの姿に注目!
まとめ
『やらなくてもいい宿題』を紹介してきました。
気になった方は、チェックしてみてくださいね!
おまけ:この作品もオススメ!
『浜村渚の計算ノート』
作 者:青柳碧人
刊 行:講談社文庫
価 格:704円(税込)
「数学テロ」の救世主は、女子中学生⁉

舞台は、学校教育から数学が排除された日本。
ドクター・ピタゴラスこと高木源一郎は「黒い三角定規」を結成し、憤る数学者らと共に数学を利用したテロ行為を行い始める。
一方、警視庁は特別対策本部を設置。その救世主として招集されたのは中学生の浜村渚だった。
渚は、卓越した計算能力、数学への好奇心と愛情を持って、テロリストたちに対抗していく。
難解に見える暗号も、物語の中で自然と理解できるよう工夫されており、数学が苦手でもワクワク読めるのが魅力の人気ミステリです!
#ジュブナイル #算数・数学
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