
どうも、サックリです。
今回は、クリスマス・ミステリを
5作品(短編含む)紹介します。
「自宅で暖まりながら読む小説を探している!」
「冬にぴったりのミステリが読みたい!」
という方に向けて書いていきたいと思います!
クリスマス・ミステリ5選

長編
『ポアロのクリスマス』
作 者:アガサ・クリスティー
出版社:早川書房
価 格:1276円(税込)
【STORY】
クリスマス・イヴの夜、偏屈な大富豪
シメオン・リーが何者かに殺害された。
外部からの出入りが不可能な密室殺人。
屋敷にいた家族や使用人たちは、いずれも老当主を恨み、殺害の動機を秘めていた。
「ミステリーの女王」アガサ・クリスティーの大人気シリーズ〈名探偵ポアロ〉の一作。
様々な登場人物の視点で物語が進み、「被害者の悪癖」や「家族間の不和」など事件が起きるに至った背景が丁寧に描かれています。
ポアロの推理が素晴らしいのはもちろんですが、伏線回収が鮮やかで、80年以上前に書かれたとは思えないほど面白い作品です。
古典ミステリに挑戦したい方はぜひ!
#古典ミステリ #名探偵ポアロ
#密室 #TVドラマ
『びっくり館の殺人』
作 者:綾辻 行人
出版社:講談社
価 格:748円(税込)
【STORY】
「びっくり館」と呼ばれる洋館には、ある不気味な噂が付きまとっていた。
その館に住む少年・俊生と友だちになった三知也たちだったが――
過去の悲劇に続くかのように、聖夜の夜、再び恐ろしい事件が起きる。
綾辻行人さんの〈館〉シリーズの第八弾です。
『十角館の殺人』から続く人気シリーズですが、本作はもともと少年少女向けに書かれた異色作。
「びっくり館」という可愛らしいタイトルに反して、物語の中身はじっとりとした恐怖に満ちています。悪夢のような展開と、綾辻作品らしい不穏な空気が魅力です。
ホラー味のあるミステリが好きな方にお薦め。
#〈館〉シリーズ #密室
『46番目の密室』
作 者:有栖川 有栖
出版社:講談社
価 格:902円(税込)
【STORY】
大物推理作家・真壁聖一の別荘に招かれた、有栖川有栖とその友人・火村英生。
北軽井沢の静かな森に建つ別荘には、作家仲間や編集者たちが集まっていた。
しかしクリスマスの夜、真壁が鍵のかかった地下室で遺体となって発見される。
彼は自らが考案した“46番目の密室”トリックによって殺害されたのか――。
〈火村英生〉シリーズの第一作。
緻密なトリック、火村の論理的な推理が光る。
そして、火村と有栖の掛け合いも本作の魅力。
シリアスな事件の中にユーモアが滲み、
ふたりの関係性が物語をより深くしてくれます。
ロジカルな推理とキャラクターの掛け合い、
両方を楽しみたい方におすすめです。
#〈火村英生〉シリーズ #密室
#シリーズがTVドラマ化
短編
「クリスマス・プディングの冒険」(『クリスマス・プディングの冒険』収録)
作 者:アガサ・クリスティー
出版社:早川書房
価 格:1078円(税込)
【STORY】
クリスマスの時期、ポアロのもとに王室関係者から極秘の依頼が舞い込む。
ある女性によって王子が奪われた、由緒あるルビーを取り戻してほしいというのだ。
女性が潜伏している田舎の屋敷へと赴き、クリスマス・パーティに参加するポアロ。
しかし、その晩の「クリスマス・プディング」から思いがけない“もの”が――。
ポアロシリーズには、長編だけでなく短編にもクリスマスを舞台にした作品があります。
短編「クリスマス・プディングの冒険」は、英国の伝統的なクリスマスの空気感が楽しめる一編。
短編でも二転三転する物語展開が⁉
表題作以外はクリスマスには関係ないですが、ポアロやマープルなどクリスティが生み出した名探偵の活躍が描かれた短編が収録されています。
#古典ミステリ #名探偵ポアロ
#TVドラマ
「空飛ぶ馬」(『空飛ぶ馬』収録)
作 者:北村 薫
出版社:東京創元社
価 格:792円(税込)
【STORY】
クリスマス会の日、酒屋の若主人から近くの幼稚園に寄贈された木馬。
ところがその夜、園庭に設置したはずの木馬が忽然と消えてしまう。
だが翌日には、何事もなかったかのように木馬は元の場所に戻っていて――。
“私”はこの不思議な出来事を、知り合いの落語家・円紫さんに話して聞かせる。
〈円紫さんと私〉シリーズの一編。
「日常の謎」と呼ばれるジャンルに属し、
身近な出来事の中に潜む小さな不思議が、論理的かつ繊細に描かれています。
そして本作は、結末に宿る“温かさ”が印象的。
「空飛ぶ木馬」の秘密にぜひ注目してください。
#日常の謎 #短編
#円紫さんと私
さいごに
クリスマス×ミステリ小説5選を紹介しました。
クリスマスに予定が入ってないよ!という方は、家で暖まりながら読書をしてみませんか?




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